海外旅行に出かける際、パスポートや財布、スマホなど「絶対に忘れてはいけない!」という持ち物はしっかり用意する方が多いでしょう。しかし、その一方で「必要性に気づかずに現地へ行って後悔…」「意外なアイテムを忘れて困った!」という経験はありませんか?
この記事では、海外旅行で忘れがちな持ち物をメインテーマに、あれば便利なのに、つい荷物から抜け落ちてしまうアイテムを重点的に取り上げます。特に旅行初心者の方や、短期出張などで急いで準備する方は要チェック! 現地に着いてから「しまった…」とならないために、ぜひ参考にしてみてください。
海外旅行の準備で忘れがちな持ち物とは?
海外旅行の持ち物リストと言えば、パスポートや航空券、クレジットカードなどの貴重品がまず頭に浮かぶはず。でも、それ以外にも地味に忘れやすいアイテムがたくさんあります。例えば、到着してすぐに必要な変換プラグや、機内で使うちょっとした小物などは「後で入れよう」と思っているうちに荷造りを終えてしまい、気づけばスーツケースの中に入っていない…ということも。
「あると便利!」持っていけば良かったアイテム
- 折りたたみのショッピングバッグ
- 現地でお土産や雑貨を買いすぎて鞄に入りきらない、スーパーでの買い物袋が有料だった…なんてときに大活躍。エコバッグタイプで軽量コンパクトなので、スーツケースの隅に入れておくと安心です。
- タコ足配線(マルチプラグやUSBタップ)
- ホテルのコンセントが少なく、スマホやカメラ、タブレットなど同時に充電したい機器が多い方には必須。変換プラグの差し込み口が1つしかなくても、タップ式で一括充電できると効率的です。
- 予備のマスクや除菌アイテム
- 近年は衛生対策の意識が高まり、街中でもマスク着用が一般的な地域があります。うっかり紛失や汚れ、破損に備えて予備を多めに。アルコールジェルや除菌シートも必要に応じて追加で持参すると便利。
- リップクリーム・ハンドクリーム
- 飛行機内や乾燥した地域へ行くと、唇や肌が想像以上に乾燥します。小さめサイズのものを携帯しておくと、不快感を和らげられます。
- 折りたたみ式スリッパ・機内用スリッパ
- 長距離フライトの場合、靴を脱いで足をリラックスさせたいタイミングがあるはず。さっと履けるスリッパがあると格段に快適に過ごせます。
空港・機内で使う小物リスト
- ネックピロー(枕)
長時間のフライトで首や肩が凝らないように、柔らかい素材のネックピローがあると睡眠の質が違います。機内だけでなく、空港のベンチで仮眠をとるときにも重宝。 - アイマスク&耳栓
機内の照明や周囲の物音を遮断し、しっかり寝たい人には必須。海外のLCCなどは機内が賑やかなことも多いため、耳栓があれば静寂を得られます。 - 携帯用歯ブラシセット
国際線では長時間の移動が当たり前。機内や乗り継ぎ空港で歯を磨けるとリフレッシュできます。トイレに小さな洗面台が備わっていることが多いので、ぜひ利用しましょう。 - モバイルバッテリー・充電ケーブル
フライトの待ち時間やトランジットでスマホを使いすぎてバッテリーがゼロに…なんて事態を防ぐために、余裕をもって用意しておきたいアイテムです。万が一スマホの故障が起きても、タブレットやPCが使えるようケーブルを複数持っていくのも◎。 - ペン(入国書類の記入用)
国によっては入国カードや税関申告書の記入が必要。機内で配布される書類をスムーズに記入できるよう、ペンを忘れずに用意しましょう。
カテゴリー別:忘れがちな持ち物リスト
ここからは具体的に、以下のカテゴリーに分けて海外旅行で忘れがちな持ち物をまとめました。
- スマホ関連(変換プラグ・SIMカード・モバイルバッテリー)
- 衛生用品(マスク・ポケットティッシュ・ウェットティッシュ)
- 防犯グッズ(スキミング防止ケース・南京錠)
ぜひ、チェックリストとして活用してください。
スマホ関連(変換プラグ・SIMカード・モバイルバッテリー)
変換プラグ
- 海外旅行で変換プラグが必須なことはもはや常識ですが、意外と「どのプラグ形状が必要か」を間違えて持っていくケースが多いです。ヨーロッパでも国によって形状が異なる場合もありますし、アジア圏も統一されていません。
ビックカメラが一覧表を作っているので参考にしてみてください。 - マルチタイプの変換プラグなら世界各国のプラグに対応できる上、USBポートが付いている製品もあり便利です。
SIMカード・Wi-Fi関連
- 現地で使う予定の海外SIMカードを事前購入しておくか、レンタルWi-Fiルーターを予約しておくと、到着後すぐにネットが使えるので安心。空港で買うより事前にネットで注文した方が安い場合も多いです。
- スマホのSIMロックが解除されていないと海外SIMは使えないため、あらかじめロック解除を済ませておきましょう。
モバイルバッテリー
- 空港やカフェで充電する際にコンセントが足りない、あるいは使えないこともよくあります。機内での使用に関しては容量制限がある場合があるので、航空会社の規定を確認しておきましょう(通常100Wh以下ならほぼOK)。
衛生用品(マスク・ポケットティッシュ・ウェットティッシュ)
マスク
- 行く国や時期に応じて必要枚数を準備。マスク文化が定着している国もあれば、そうでない国もあります。念のため予備を持っていくと安心です。長期滞在の場合は一部洗濯可能なマスクを使う方法も。
ポケットティッシュ・ウェットティッシュ
- トイレの紙がなかったり、水場が清潔でなかったりする地域も少なくありません。常にポケットティッシュやウェットティッシュを携帯しておくと、想像以上に役立ちます。
- ウェットティッシュはアルコールフリータイプとアルコール入りで使い分けると、食事前の手拭きやテーブル拭きにも対応できます。
その他の衛生用品
- 目薬:乾燥地帯や機内でドライアイに悩まされる方は必携。
- のど飴・薬:海外のドラッグストアで買える薬は成分や説明がわかりにくい場合も。日本で使い慣れた風邪薬や常備薬、のど飴を持参すれば安心。
防犯グッズ(スキミング防止ケース・南京錠)
スキミング防止ケース
- 海外旅行の防犯グッズとしておすすめしたいのが、クレジットカードやICパスポートの情報を不正に読み取られないようにするスキミング防止ケース。最近はマルチカードケースで、複数枚まとめて入れられるタイプもあります。
- 特に治安の面で不安があるエリアでは、クレジットカード情報がすり取られるリスクを防ぐためにも必須と言えるでしょう。
南京錠・ワイヤーロック
- ホステルやドミトリー、ゲストハウスに泊まるときのロッカーを施錠するためや、スーツケースのファスナーをロックするために役立ちます。
- 夜行列車や夜行バスで眠るときに、リュックをワイヤーで座席に固定しておくという方法も。大きめの鍵を持っていくと重くなるので、小型で使い勝手の良いものがベターです。
旅行先で「忘れた!」とならないための対策
いくらリストを見ていても、うっかり忘れてしまうのが人間。そこで、海外旅行で忘れやすいものをちゃんと準備するための具体的な対策を紹介します。
持ち物リストを活用する方法
- カテゴリ別リストを作成する
- 「貴重品」「衣類」「衛生用品」「電子機器」「防犯グッズ」のように、カテゴリごとにリストを分けるのがおすすめ。
- それぞれのカテゴリでチェックボックスを作り、1つ1つチェックを入れていけば見落としが格段に減ります。
- 出発の数日前に最終確認をする
- 前日に一気に詰め込むとパニックになりがち。余裕をもって3日ほど前に仮パッキングをし、忘れ物がないか再確認しましょう。
- 旅行当日に必要なアイテム(スマホ充電器、メガネ、常用薬など)は「当日用リスト」を作り、フライトの直前まで抜け漏れがないかチェックすると安心です。
- スマホのメモアプリや旅行アプリを使う
- 紙のリストを使うのも良いですが、スマホのチェックリストアプリならいつでも編集可能。チェック漏れを防ぐアラート機能があるアプリも便利です。
- また、旅行管理アプリを活用すると、フライト情報やホテル情報なども一括で管理できて効率が上がります。
スーツケースのパッキング術
- ポーチやケースでアイテムを仕分ける
- ガジェット類はケーブル類をまとめた「電子機器ポーチ」、薬やコンタクトレンズは「衛生用品ポーチ」といった具合に分けておくと、忘れ物が見つけやすいし取り出しやすいです。
- 液体物は必ずビニール袋かジップロックに入れておき、もしも漏れても周りの荷物を汚さないようにしましょう。
- 衣類は圧縮袋や衣類用ポーチでコンパクトに
- 旅行が長期に及ぶ場合、衣類をまとめて圧縮袋に入れればスペースを節約できます。代わりにシワになりやすいので注意。
- ホテルで簡単なアイロンや洗濯ができる場合は、最小限の衣類で済むように計画しておくとスーツケースの容量にも余裕ができます。
- 重いものは下、軽いものは上に配置
- スーツケースを転がしたときに安定しやすいよう、重いアイテム(靴・書籍・化粧ポーチなど)は車輪側に配置。軽い衣類やタオルは上部に。
- こうすると空港の移動中や現地での移動中に、スーツケースが転倒しにくく、中身も乱れにくいです。
まとめ
海外旅行の持ち物リストは、人それぞれの旅のスタイルや行き先によって異なります。けれど、海外旅行で忘れがちなアイテムをあらかじめ把握しておくことで、現地で「これ持ってくれば良かった…」と後悔することをぐっと減らせます。特に初めての海外旅行では、慣れない土地でのトラブルはできるだけ避けたいもの。小さなアイテムでも、持っていくかいかないかで旅の快適さが大きく変わります。
- 「あると便利!」持ち物に注目
- 折りたたみバッグやタコ足配線、機内用スリッパなどは意外と必需品。
- カテゴリー別チェック
- スマホ関連の充電器や変換プラグ、衛生用品、防犯グッズなどは忘れがちながら重要。
- リストとパッキング術を駆使
- カテゴリ別リスト+当日用リストを作り、ポーチや圧縮袋でスーツケースを整理することで、抜け漏れを防げる。
荷物の準備が完璧になれば、出発当日までワクワク感をキープできますし、現地でストレスなく観光に集中できます。さあ、この記事を参考に、あなたの海外旅行の持ち物リストを今すぐ作り上げてみましょう。きっと、「これ持ってきて大正解!」というアイテムが見つかるはずです。そして次の旅先で、存分に新しい景色や文化を楽しんできてくださいね。旅行の計画は早ければ早いほど、心の余裕も楽しさも増しますよ!